臨床環境医学センター
これまで「化学物質過敏症外来」では、主に化学物質過敏症やシックハウス症候群の患者さんの診断・治療を行ってきました。未だ未解明の部分が多い分野なので、臨床と同時に研究も進めてきました。その成果につきましては日本アレルギー学会や臨床環境学会などの学会で報告したり、学術雑誌に論文を発表して、これらの疾患で苦しんでおられる患者さんに少しでもお役に立てるように努めてきました。
この10月から外来の名称が「化学物質過敏症・環境アレルギー外来」に変更されるのに合わせて、臨床と研究を行っている部門として一括して「臨床環境医学センター」と命名致しました。研究部門では現在微量化学物質及び電磁波の健康障害について全国レベルでの専門家と共同で学際的(医学だけでなく歯科、建築工学、人間行動学など様々な分野にまたがって実施する)な研究を始めたところです。臨床部門では、「化学物質過敏症・環境アレルギー外来」として従来の化学物質過敏症・シックハウス症候群についてさらに充実させていきますが、その他の環境アレルギー疾患についても取り組んでいく所存です。
今後ともよろしくお願い致します。